国際通り・まちぐゎーの写真ガイド|撮っていい場所と、ひと声かける場所
国際通りとまちぐゎー(市場)は、沖縄でいちばん「絵になる」エリアのひとつです。ただしアーケードの商店街や市場は、観光地であると同時に地元の人の仕事場・生活の場。撮っていい場所と、ひと声かけたい場所の線引きを知っておくと、気持ちよく撮れます。
このサイトでは各スポットのページに撮影・立入の注意を載せています。ここではそれを3つの段階に整理しました。
段階1:気兼ねなく撮れる ―― 公共の造形と建築
人の生活や商いが写り込まない、公共の造形物や建築です。ここは思いきり撮れます。
- さいおんうふシーサー(牧志駅から徒歩1分) … 高さのある大きなシーサー。駅を出てすぐなので、到着直後の1枚に。
- 壺屋うふシーサー … やちむんの町の入口の目印。
- 沖縄県庁舎 … 黒川紀章の設計。階段状に緑をまとう姿は県庁前駅のホームからもよく見えます。
- 那覇市役所本庁舎 … 全面を緑化ルーバーと植栽が覆う「森のような市役所」。建築好きに人気です。
- 福州園 … 中国式庭園。18時からは夜間料金で入れてライトアップが見られます(9:00〜21:00・水曜休)。
- 与儀公園 … 蒸気機関車D51と、県内でも早く咲く寒緋桜。
- 中島の大石・那覇駅跡 … 「浮島」だった那覇の記憶が残る場所。
建築を軸に歩くなら国際通り西側・建築さんぽ、歴史の場所を軸にするなら国際通りの歴史もどうぞ。
段階2:ひと声かけて撮る ―― 市場とアーケードの店先
ここがこのエリアのいちばん面白いところで、同時にいちばん配慮が必要なところです。
第一牧志公設市場の色鮮やかな魚、平和通りや市場本通りの店先、のうれんプラザの生鮮、栄町市場の路地 ―― どれも撮りたくなりますが、生鮮の店先と人物は、ひと声かけてからが原則です。
- 「写真いいですか?」のひと言で、たいてい快く応じてもらえます。断られたら素直に引く。
- 通路をふさがない。市場本通りや市場中央通り、むつみ橋通りは道幅が狭く、立ち止まっての撮影は流れを止めます。
- **太平通り商店街**のように、地元の人の日常の買い物が中心の通りでは、撮影そのものをひかえめに。
- 朝は搬入の台車が通ります。三脚を広げるような撮り方には向きません。
なお事実として、第一牧志公設市場での撮影・取材は事前許可制です。那覇市の案内では、希望日の7日前までに那覇市なはまち振興課へ申請して許可を受ける必要があるとされています(10名以上の団体見学も1週間前までに連絡)。個人の記念撮影との線引きは公式に明示されていないため、取材・商用撮影・団体での撮影を予定しているなら事前に問い合わせてください。詳しくは第一牧志公設市場の歩き方へ。
段階3:許可が必要 ―― 窯元の敷地と文化財の内側
- 壺屋やちむん通り … 住宅と現役の工房が混在する通りです。窯元や民家の敷地への立ち入り・撮影は必ず許可を得てください。路地には拝所(うがんじゅ)もあります。
- 壺屋焼窯元 育陶園 … 作業中のスタッフや作品の撮影は許可を得てから。
- 南ヌ窯(フェーヌカマ) … 文化財の窯です。柵の内側には立ち入らず、外から。併設のカフェは営業中の店舗なので配慮を。
- 新垣家住宅 … 重要文化財の民家。公開状況を確認のうえ、外観中心に。
- 体験工房(てぃあんだー・美ら風・TRIP CRAFT NAHA)では、ほかの参加者が写り込む撮影に配慮してください。
- **沖縄県立図書館**など公共施設の館内は、掲示のルールに従ってください。
撮りどきは3つある
朝(8:00〜10:00)
人が少なく、光がやわらかい時間。市場は8時から動きだし、アーケードの店はまだシャッターが下りているところも多いので、通りの構造そのものを撮れます。搬入の台車や、店を開ける手つきといった働く風景が見られる時間でもあります。詳しくは朝のまちぐゎーさんぽへ。
日曜の午後(12:00〜18:00)
毎週日曜のこの時間だけ、国際通りの車道に立てます(トランジットモール)。1.6kmの通りをまっすぐ見通す構図は、ふだんは撮れません。オープンカフェやストリートパフォーマンスも入ります。トランジットモールの歩き方にまとめました。
夜(18:00〜)
福州園のライトアップ、国際通り屋台村の灯り、栄町市場の路地に一軒ずつ灯が入っていく時間。市場の物販は夕方に閉まるので、夜は国際通り沿いと桜坂・栄町が主役になります。夜の国際通りもどうぞ。
琉装で撮るなら
琉装スタジオちゅら美人では琉装のレンタルができます。衣装のまま市場や通りを散策する場合も、店先や人物を撮るときにひと声かける配慮は同じです。ほかの体験工房とあわせて体験・ものづくりガイドで紹介しています。
実用面のメモ
- アーケードの下は思ったより暗い … 平和通りなどは屋根に覆われているので、日中でも室内に近い明るさになります。手ブレに注意。逆に雨の日でも撮影条件が大きく変わらないのが利点です。
- 壺屋やちむん通りは石畳 … 濡れると滑ります。カメラを持って下を見ずに歩くのは危険です。
- 人通りが多い … 望遠で引き寄せるより、広角で通りごと写したほうがこのエリアらしくなります。
- 夏の日中は機材も人も消耗します … 暑さ対策ガイドのとおり、アーケードと屋内をつなぐ動線で。
あわせて読む
- まちぐゎー(市場)の歩き方 … 市場の構造とマナーの背景。
- 壺屋やちむん通りの歩き方 … 窯元の町での振る舞い。
- トランジットモールの歩き方 … 日曜午後の車道。
- よくある質問 … 定休日や開店時間。
※ 各スポットの撮影・立入の注意は、それぞれのスポットページに掲載しています。掲示や現地の案内が本記事と異なる場合は、現地の案内に従ってください。施設の方針は変わることがあります。
国際通り徒歩圏にホテルが集まっています。夜のまちぐゎーも楽しむなら県庁前〜牧志エリア泊が便利です。
楽天トラベルで那覇のホテルをさがす※広告リンクです。ご予約により当サイトに紹介料が入ることがあります。